今年の梅雨は「高温」に注意!
今年の梅雨は、例年よりも気温が高くなると予想されています。
この時季は湿度も高く、カビが発生しやすい環境になりますので、しっかりとした対策が必要です。
カビは「湿度70%以上」「気温20〜30℃」の条件で活発に増殖します。
特に、湿気がこもって換気が不十分な場所では、カビがどんどん広がるおそれがあります。
カビの胞子を吸い込むことで、咳やくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状が起こることもあります。
梅雨の雨は、人や自然にとって大切なもの。
だからこそ、カビ対策をしっかり行って、梅雨を快適に過ごしましょう。

【効果的なカビ対策方法】
換気をしっかりと
窓を開けて風を通すことで、湿気を外へ逃がします。
特に浴室やキッチンは、使用後すぐの換気が効果的です。
除湿器やエアコンを活用
室内の湿度は**40~60%**が理想的。
除湿機やエアコンの除湿機能を上手に使って、湿度をコントロールしましょう。
こまめな掃除を習慣に
カビが発生しやすい場所(浴室、窓のまわり、押し入れなど)は、
定期的な掃除で汚れや湿気を取り除くことが大切です。
吸湿剤を設置
押し入れやクローゼットなどの風通しが悪い場所には、吸湿剤を置くのがオススメ。
湿気をぐんと吸収してくれます。
コラム
日本には雨を表す言葉が数多くあります。国土のほとんどが温帯湿潤気候区に属し雨の多い土地のため、先人たちは雨の特徴を感じ取り、それを言葉で表していったのでしょう。
青時雨(あおしぐれ)・長雨(ながあめ)・群雨(むらさめ)・俄雨(にわかあめ)・時雨(しぐれ)・霧雨・涙雨・小糠雨(こぬかあめ)などなど、実にたくさんあります。
更に、日照りの時に降る恵みの雨を表す「慈雨(じう)」・空の上の神聖な水を表す「天つ水(あまつみず)」などの表現もあり、雨水を天から注がれる恵みの水と考えると、梅雨の時季もまた違った気持ちで過ごせそうです。